ブロニカ用レンズ          

Nikkor-H 50mm F3.5
このレンズはブロニカD型,つまり最初のブロニカと同時にデビューしたレンズです.
レンズの表示はおそらく全て Nippon Kogaku 銘であり Nikon 銘のものはないと思いますが,焦点距離が cm 表示の初期のものも多くあります.
後に8枚構成の Nikkor-0 50mm F2.8 に置き換わったためマルチコートタイプのものは存在しないと思われますが,広角レンズの割には枚数が少ないので,専用のフードを利用すれば十分でしょう.
このレンズはフィルタ径 82mm と大きいのです,

Nikkor-P 75mm F2.8
このレンズはブロニカD型が発売された時に標準レンズとして設定されたもので,長い期間発売されていたこともあって様々なバリエーションがあります.
初期のものは,右上の写真と形は変わらないが Nippon Kogaku 銘で,焦点距離も cm 表示のものがあります.後に Nikon 表示となり,次にマルチコート化された Nikkor-P.C が発売されます.
このレンズは下の写真のように,レンズの銘板がフィルタ枠直近に円盤状に記されるようになります.ただしレンズ構成は全く同一のようです.


Nikkor-Q 135mm F3.5
Nikkor-Q 135mm F3.5
このレンズも最初のブロニカがデビューしたときに同時に用意されたものです.
構成は3群4枚のテッサー型です.人物撮影や風景撮影に使いやすい中望遠クラスで,明るめで軽量であることから比較的良く使っています.
ブロニカはボディヘリコイドであるため,焦点距離が長くなるほど倍率が小さくなってしまいます.
その点このレンズは,標準的な 1/10 倍程度までなんとか寄れるので,200mm などよりは使いやすいと言えるでしょう.

コムラー200mm
三共光機 コムラー
当初は中外写真商事の下請けでチバノンというブランドにて8mmシネ用レンズ、引き伸ばしレンズを製造していた。
その後はコムラー・コムラノンブランドで、70年代までは最も人気のある交換レンズのメーカーで、各種ライカ判一眼レフカメラ用はもちろん、ブロニカ・ペンタックス67などの中判カメラ、大判カメラ用のレンズなどを生産した、中判用、大判用レンズはシャープなことで定評があった、
このメーカーの特徴は、マウント交換式であったこと、そして、メーカー純正品と同スペックの物を、大変にリーズナブルな価格で提供していることで、驚く事に、24-35mmというレンズまでラインナップしていたのです。
交換マウントは、絞りリングも一体で交換する方式で、開放F値によって別の物が用意されているという形式で、後のタムロンのアダプトールUの様な互換性は有りませんが、逆に絞りの回転方向をメーカー毎に合わせられるというメリットは有りました。
特にマニュアルがまだ一般的だった頃は、タムロンのソレは、メーカーによって絞りの回転方向が逆になり、意外と使い難かったものです。
このレンズで構造上おもしろいのは,レンズ本体が「ユニヘリカルフォーカシングユニット」という部分と,レンズヘッド部分の2つに分かれる点です.レンズヘッド部分とフォーカシングユニットの間の取り付けはねじマウントになっており,これがちょうどブロニカD・S型のマウント内側のねじと同じ寸法(径57mm ピッチ1mm)になっています.
またフランジバックも一致しているので,D型・S型でも無限遠が出ます.ブロニカS2などにも同じねじマウントがあるので,理屈の上では装着可能であるはずですが,実際には絞り連動レバーと干渉するのでおすすめはできません.
ブロニカD・Sの絞り連動レバーは,レンズを絞り込むときに側面から出っ張るように動くので,干渉しないようです.
このレンズはプリセット絞り方式となっています.つまり絞りの開閉はボディとは連動しておらず,ピント合わせが終わってから絞り込みの操作が必要となります.
レンズ先端に近い側で使いたい絞り値をまず決めておきますが,ボディに近い側の絞りを F2.3 にしておけば絞りは開放になります.
ピント合わせが終わってから,ボディに近い側のレンズを回すと,もう一方のリングでセットした絞り値のところで止まりますから,そうして撮影することになります.操作は面倒ですが,その分絞りが高速で開閉する必要がなく,絞り枚数を多くすることが出来ます.
そのため絞り込んでも開口形状が円形を保ちます.またこのような大口径レンズでは,絞り枚数が多いとその分1つ1つの絞り羽根が小さくなり,絞り開放にしたときの絞り格納スペースが小さくて済むというメリットもあります.

ZENZANON
このレンズの製造は 50mm F2.8, 80mm F2.4 と併せノリタ光学製であったとのことです
ノリタ光学のOEM(相手会社の発注品の、相手先ブランドの形をとった生産)発売されたレンズです。
東京光学(現トプコン)出身の技術者車田利夫が1951年に創業、当初は一眼レフカメラ用ペンタプリズムを生産していたOEM納入先であった武蔵野光機(現ウイスタ)が倒産した際にリトレック6シリーズを生産設備や人員ごと引き取って改良し、ノリタ66として生産を開始する形でカメラメーカーとなった。
「ゼンザノン」ブランドでのOEM生産も担当するなどゼンザブロニカにOEM供給していたことが知られている。
ゼンザブロニカ用のレンズとしては,ニッコール40mm F4 と並び最も画角の広いレンズですブロニカEC-TLの頃にわずかの期間だけ販売されていました.その後再び,40mmレンズはニッコールのみとなります.レンズ構成は7群9枚で,一部のレンズ面にマルチコーティングが施されています.

コムラー300mm

ゼンザノンMC50mm

ゼンザノンMC75mm
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