ブロニカ改造               

ヤシブロ66

ヤシブロ66を作る動機はブロニカS2を愛用していた頃、吐く息も白く長く立ちすくんでいると手足の感覚が薄れていくような2月の冷え込んだ朝でした、
愛機のブロニカS2が突然凍りつき撮影不能に陥る、やはりフオ−カルプレ−ンは寒さに弱いなと痛感した、焚き火で暖めても動作不能で、やむなくサブカメラとしてヤシカフレックスを持参していたので何とか撮影出来た、
こんな寒さの中でもレンズシャッタ−は動くのにと、ふとブロニカのフイルムパックと合体させればリバ−サルやネガフイルムが使える、簡単な設計図を書き加工する道具、材料の検討してみた何とか出来そうだ、
幸いブロニカのサ−ビスセンタ−が神田小川町にあつたので訪ねてみた、二階に上ると細かく仕切った棚にはブロニカの部品が、探すのはボデ−の背盤フイルムパックの腹盤とそれに伴う受け板やネジなどの小物だ、あとは秋葉のラジオセンタ−でアルミ板や小道具を入り手、まだまだあるな光線引きを防ぐフエルトや厚手の厚手のケント紙など、作業に入る前に、仮の寸法の出た設計図を前に作業の手順をイメ−ジ、一番難題はピントの合致で四面を水平に保つこと、フイルムを巻き上げる時カムを外す装置だ、
ヤシカのボデ−を切り刻むのは鉄ノコ糸ノコで背盤や腹盤を止めるのは、ドリルやタップが必要だ、
早速、レンズ部分の化粧皮を剥がすと大きなビスが四本、本体の繰り出し部分に止まっている、ビスを外すとレンズ部分が簡単に外れた、
手元にロ−ライコ−ドVBがあったので同じようにレンズ部分を外す、ヤシカの本体に合わせてみると思った通りピッタリ何の加工もしないでビス穴が合った、これでクスナ−レンズが使える、この改造計画を思いたった時からロ−ライコ−ドを切り刻むわけには行かないので中古で安いヤシカを入り手して、ヤシカのボデ−を使う事にしていた、
次に左右の側面化粧板を外す、中はフイルムのカウンタ−付近に歯車がある位で簡単だ
さあ-レンズの中心とフイルムパックの中心を合わせる作業だ、慎重に位置を決める、続いてレンズのフランジだ、無限遠で後玉からフイルム面までの距離を出しフイルムパックを本体に合体させるためのアルミ板やケント紙などの寸方も加える、
加工するのに鉄ノコと思って作業に入るが箱を切る形なので鉄ノコを何本も折る事になった、
機械で作業出来れば簡単な作業も手作業では大変だ、そこでドリルで線に沿って穴を開けて行く、そしてペンチでもぎ取る、ダイカスト仕上げだからヒビも入らず綺麗にはがれた、その後綺麗にヤスリを掛けて仕上げる、
次の問題点はフイルムの巻上げの際カムを外す仕掛けだ、何日も考えた末バネと真鍮棒で解決した、



社名イスト、ご存知のかたもいらっしゃるかもしれませんが、
イスト代表取締役吉野博夫はゼンザブロニカ工業株式会社創始者吉野善三郎の長男としてブロニカ2代目代表取締役を承継しました。
現在は、イストテクニカルサービスを創業し、ブロニカを後世まで使って頂きたいとの願いからブロニカの修理も賜っています。
高精度な機材検査を実施し、撮影者がカメラ・レンズの性能を100%引き出せる様にメンテナンス致します。
フランジバックの高精度点検・調整、AFピントの高精度点検・調整・キヤノン・ニコンボディ + シグマレンズにも対応いたします。
最新の修理専用機材を揃え、メーカー技術認定店として定期的なメーカー研修と指導を受け、豊富な修理経験を持つ技術スタッフが万全のサービス体制で修理いたします。

イストテクニカルサービス株式会社
代表者 吉野 博夫

マミブロ66
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